最近水野朝陽のレビューばかりで恐縮です。この作品も彼女の単体ということで購入してみました。正直あまり期待していなかったのですが、「よい」です。 　水野朝陽が温泉宿に訪れ、そこに居合わせた一般客を混浴風呂に呼び寄せたり、洗体サービスをしたり、宴会に乱入したり、夜這いをしたり、モーニングお口サービスをしたりしていくというものです。 　まず減点項目は、一般のお客さんに女優が乱入設定とか、男性陣の目隠しモザイクもいらないかなと思います（設定的に、私などは出演男性陣が「一般客」と思える程、心が澄んでおりませんので）。 　ですが、それくらいです。何よりも、水野朝陽の「素」な感じが、それを凌駕する形ですばらしい。監督が配慮したのでしょうが、常に彼女は笑顔で、撮影を楽しんでいる感じが伝わってきます。作品のシーンは手コキ、フェラ抜き、絡み、乱交とバラエティに富んでいます。こうした構成は、大抵は間延びしたり、尺かせぎだったり、使い物にならないチャプターになりがちですが、この作品は多分バランスがよかったのか飽きさせなかったのも評価のポイントです。作品の中盤～後半の宴会乱入乱交チャプターは、彼女の傑作の一つである「有名コスプレイヤー月に一度の危険日中出しオフ会 あさひ」を彷彿させ、男性陣を手玉にとりながら楽しそうに演じていきます。途中男性が果てようとする時に彼女が発する「あったかいところに入る？いいよ」「いきたいの？　いいよ」、「おいで・・」など珠玉の言葉（セリフ？）が作品中に鏤められます。逆夜這いチャプターでは、「もう一回」と懇願する男性客をいなし、布団をかけ、帰るのかと思いきやお別れのキスをして立ち去る彼女がステキでした。 　このところ彼女の十八番である「痴女モノ」は「陵辱・緊縛モノ」の影に隠れていますが、やはり素の水野朝陽の「よさ」と安心安定の痴女モノ。この作品はおまけつけなくても星５つとさせていただきます。今後この分野の彼女のリリースがもう少し増えるといいなと思った作品でした。