男の側からも最高だ。女優が最高だから。
ここでは、女が身体や気持ちで感じていることを、ほとんど口にしない。
それで「この女優は…?」との思いを抱く場合もあるだろう。
松下紗栄子というAV女優(未だ10数作目)は、これ迄あまりみない個性の人(小生にとって)。
子どもの頃から周りの娘たちとハシャぐことがあまりない、そういう育ちの人なのだろう。
また、「…には負けたくないワ」のガンバリ精神でズッと来たのが、その表情を作ったようにも想像する。
『…女上司』『姉さんが俺だけ…』…と観てくると、
どんなに辛くたって弱音を吐かない(崩れない)、表に出さない、それでも周りに優しい「健気な女」を顔・表情から見せる。
小生にとっては、こういう「どこか能面っぽく」「可愛げのない」女は
珍しさから少しは興味を抱くが、「何とも面白くもない女」のタイプとして映る。
それでも、こんなに美人で気品のある、躰にしても外から見てもとても魅力的に覗けるから、
男のオトコ視線では、その点、常に正直にこういう女を視姦する。
本作は、とても良く出来ていると思った。
松下紗栄子のオンナの魅力、たまりません。躰の柔らかさ、クネリのエロを今回確認できた。
胸、これほど綺麗で、しかもこんなに大きかったか?今まであまり気に留めなかったけれど。
女友だちが話す内容それぞれに、
紗栄子のオンナ心を揺さぶり、また、気持ちを代弁させる恰好だ。監督は旨いなぁと、そんなふうに小生は観た。
男と回を重ねるごとに紗栄子の躰の反応や表情から「声にしたいことを聴き取る」醍醐味。
女優としても、作品の中でも、どんどん良いオンナになっていく変貌の具合を十二分に堪能できた。
女優も個性の基本は変わらないだろう。ソノママで良い。それを壊したらこの女優は特にAV的にモッタイナイ。
その辺を維持しながら、
徐々に作品の幅を広げていくことを制作側にも女優にも期待したい。今後も楽しみだ。
男優の屹立角度上方60度以上。最近AVでこれが瞬間でも視界に入るのを目にした覚えが無い。
プロAV男優には(長太硬…以外に)これを求めたいとあらためて思ったことだ。